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排水補強パイプ

排水補強パイプ

老朽化した擁壁は、地震時や豪雨時に倒壊する可能性があります。また、健全な擁壁であっても、高さの大きい擁壁は、震度7の地震時に倒壊する可能性があります。家屋が擁壁に近接する場合は、擁壁倒壊とともに家屋にも変状が生じることがあります。

  • 石積擁壁倒壊前
    石積擁壁倒壊前
  • 石積擁壁倒壊後
    石積擁壁倒壊後
  • 擁壁倒壊に伴う家屋の傾斜状況
    擁壁倒壊に伴う家屋の傾斜状況

震度7の地震でも擁壁を倒壊させないようにするには、下図のように対象地における地震動特性の調査と排水補強パイプの打設を行います。さらに、排水補強パイプは擁壁背後の地下水圧消散の効果もあるので、記録的豪雨時も安心です。擁壁がご心配な方は当社へお問い合わせください。

練積み造擁壁の基本構造図
  • 擁壁の耐震補強状況:1
    擁壁の耐震補強状況:1
  • 擁壁の耐震補強状況:2
    擁壁の耐震補強状況:2
  • 擁壁背後の排水状況:1
    擁壁背後の排水状況:1
  • 擁壁背後の排水状況:2
    擁壁背後の排水状況:2
  • 排水アンカーの模式図
    排水アンカーの模式図
  • 排水アンカー工法の施工状況
    排水アンカー工法の施工状況

地震対策工・斜面対策工・擁壁補強工・河川堤防補強工

排水補強パイプ※は、ストレーナー加工された外径 60.5mm の鋼製のパイプを斜面に一定の間隔で打設することにより、斜面の表層崩壊の発生要因となる表流水や浅層地下水を速やかに地表へ排出し、土塊の間隙水圧の上昇を抑える工法です。さらに、鋼製のパイプは大きなせん断強度と曲げ強度を有するとともに、打ち込みにより地盤の締め固め効果を持ちます。このため、地盤全体の剛性を高め、地盤強度の増加や変形拘束効果により崩壊に対する抑止効果を持ちます。 また、地震時に発生する過剰間隙水圧により、液状化した部分のせん断抵抗力が失われ崩壊を発生させることがありますが、排水補強パイプは「地下水排除」および「過剰間隙水圧消散」の効果により、地盤内の液状化を防止することができます。

※排水補強パイプを道路・鉄道・造成地などの法面に用いる場合にはPDR工法(Pipe Drain Reinforcement)、河川堤防の裏法面に用いて浸透破壊防止工とする場合にはLPD工法(Levee-toe Pipe Drain)と呼んでいます。

販売に関する問い合わせ先
岡三リビック株式会社
TEL:03-5782-9083
岡三リビック株式会社ホームページ

  • 地震対策工・斜面対策工・擁壁補強工・河川堤防補強工:1
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排水補強パイプに関する資料

PDF資料

4つの特長

1:排水効果

  • 4つの特長:1
  • 豪雨時の地下水を排除。さらに地震時は過剰間隙水圧を消散し、液状化を防止します。

2:抑止効果

  • 4つの特長:2
  • パイプは高強度の鋼管であり、補強土工として抑止力(せん断抵抗・引抜摩擦抵抗)を発揮します。

3:長寿命

  • 4つの特長:3
  • 鋼管表面は高耐食性メッキにより防錆され、耐用年数は80~100年。

4:簡単施工

  • 4つの特長:4
  • 施工は、排水補強パイプを法面に押し込むだけ。

排水補強パイプの効果を検証する模型実験

崩壊確率を用いた安定計算の例

  • 崩壊確率を用いた安定計算の例:1
    崩壊確率を用いた安定計算の例:1
  • 崩壊確率を用いた安定計算の例:2
    崩壊確率を用いた安定計算の例:2
  • 崩壊確率を用いた安定計算の例:3
    崩壊確率を用いた安定計算の例:3
  • 崩壊確率を用いた安定計算の例:4
    崩壊確率を用いた安定計算の例:4

参考資料

太田英将ほか:「民間所有斜面の調査・評価・対策設計」、日本地すべり学会第58回研究発表会、2019.8.22

太田英将ほか:「ソイルパイプの過剰間隙水圧を考慮した安定計算法」、日本地すべり学会第56回研究発表会、2017.8.24

施工状況写真

  • 施工状況写真:1
  • 施工状況写真:2
  • 施工状況写真:3
  • 施工状況写真:4
  • 施工状況写真:5
  • 施工状況写真:6