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落石シミュレーションソフト |
■特徴 |
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RocFallは、現地の斜面形状・植生状態の変化を反映し、落石の速度や軌跡(跳躍高さ)・到達距離などを計算できるソフトウエアです。
落石便覧などのスタンダードな解析方法は、落石が発生する斜面を一様な地目・傾斜とみなし、斜面傾斜や等価摩擦係数など、単一のものを使用していました。また、跳躍量は一般的な値として2mを標準とすることしか記されていません。 しかし、斜面には崖錐もあれば露岩部もあり、また凸凹も多々あり単純ではありません。
RocFallは、このような画一的な解析法の限界を超え、任意の斜面形状で、複数の斜面反発係数などを用いることができ、複雑な斜面状況をモデル化して、落石の跳躍量や速度、エネルギー、到達距離を計算することができます。
解析結果は、斜面上の任意の位置での頻度分布、あるいはそれらの最大値を包絡線で結んだ最大包絡線図などで表すことができます。 |
落石解析の手順 |
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- 現地調査
- 現場の落石発生源とすでに発生している落石の痕跡を調査します。
- 落石経路解析
- 落石は3次元形状をした地形の上を跳ねたり転がったりします。まずどういった経路を落石がたどるのかということを地形解析から導きます。(Rocfallでは3次元落石経路解析はできません。別途ソフトが必要です)
- 落石シミュレーション
- 経路ごとに2次元断面図を作成し、落石シミュレーションを用いて現状の転石状況を再現します(逆解析・パラメータの調整)。その後、今後発生が予測される落石エネルギーの分布や跳躍量について検討し、最適な落石対策の位置を決定します。
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設 計 |
落石対策工の設計例 |
パラメーター |
ソフトに標準的な地目と反発係数が用意してあります
また世界各地で検証された反発係数リストもあります |
理論式等 |
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落石対策便覧に関する参考資料―落石シミュレーション手法の調査研究資料 (平成14年4月、日本道路協会)に詳しく記されていますので参照してください(ただしこの本に書かれているRocfallのバージョンは3.01です)。 |
■動作環境 |
最小要件 |
(推奨) |
- 1 GHz Pentium Processor( GHz Pentium Processor)
- 2.Windows98/Me/2000/XP/2003(Windows 2000/XP/2003)
- 3.100MB of free hard disk space(80 GB hard Disk)
- 4.256MB memory (RAM)(1GB memory (RAM))
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業務のご依頼 |
当社では、このソフトの販売だけでなく、このソフトを用いた解析業務を受託しております。解析のレベルアップに、プロポーザル品質の向上の際にご依頼下さい。
業務委託のお問い合わせは[問い合わせ]フォームから、コメント欄にその旨お書きの上送信してください。 |
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