2020年5月8日 荷重計を従来の「テンションゲージ」から「デジタルフォースゲージ」へ変更しました。ご購入ページはこちら | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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土層強度検査棒をつかうと、ひとつの斜面でも多様な強度分布があることがわかります。 動的コーン貫入試験との違いは、現場調査スピードが著しく速いということと、c・φという強度が計測できる点です。(逆に換算N値は計測できません) 左の図は実際の適用例です。普通の斜面(健全な斜面・伐採跡地)はc=10kN/m2、φ=25度程度ということがわかります。雪害による根返り地や、崩壊斜面周辺の落ち残り部の強度はうんと小さく、c=4〜8kN/m2、φ=15〜20度まで低下します。そして表層崩壊が起きます。表層崩壊が起きた場所は強度が高く、c=14kN/m2、φ=30度程度となります。こういう強度の輪廻を経て山地斜面は徐々に侵食されていきます。 崩壊跡地のみに法枠工で法面保護を実施することは、この強度分布から見れば、必ずしも合理的ではないことがわかります。 |
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強度がわかるので、ゾーニングした箇所ごとに精度の高い安定計算ができます。どの個所に対策工を設置すべきかということが細かくわかるので、従来型の対策とは一味違う対策工を設計できます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
無降雨時の地目ごとの安全率の違い |
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調 査 手 順 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
貫入強度 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
貫入強度;貫入力から土層の強度を推定します。貫入抵抗値Ndkは、スウェーデン式サウンディングによる換算N値と相関があります。また斜面用簡易貫入試験によるNc値や、地盤工学会の簡易動的コーン貫入試験のNd値とも相関があります。人力での貫入ですので、簡易貫入試験のNc値換算で、約10〜15程度以上の固い地盤には入りません。しかし、一般的な表層崩壊はNc値約5程度以下で起きるので、表層崩壊の調査用としては十分です。(貫入強度を得るためには、計測キットが必要です) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
多点土層厚計測→土層厚ゾーニング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
土層厚分布;短時間で土層厚を計測できるので、多点のデータが得られます。土層厚の分布と、地表の状態(風倒木地、崩壊地等)の要素でゾーニングして、それぞれの場所を代表する地盤強度を計測します。(土層厚のみであれば、土層検査棒ロッドセットのみで可能です。このとき、複数台の土層検査棒ロッドセットがあると効率的な調査ができます) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ベーン試験→粘着力c、内部摩擦角φ 強度ゾーニング |
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地盤強度c・φ;土層厚を計測した後、先端をベーン試験型に付け替えて荷重計とトルクレンチで強度測定します。これで、c・φ値を得ることができます。 ※解析に際して、孔壁とロッドの摩擦によるトルク補正、ロッド自重による上載荷重補正を行います。 |
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押しながら回す!--> データシート、サンプルデータ・報告書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
先端コーンの形状; 上がベーンコーン、下が貫入試験用コーン |
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価 格 表 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
製品形状が若干異なる場合があります |
赤の四角で囲われている製品は「計測キットセット」用です。 それ以外は、「土層検査棒ロッドセット」です。 表層土砂層厚の計測は「土層検査棒ロッドセット」でできます。 貫入強度およびc・φ計測は「計測キットセット」が必要です。 調査手順 地表踏査による地目分類→地目ごとの土層深計測→地目・土層深でゾーニング→ゾーニングされた箇所毎に強度計測 ※この調査を効率的に実施するためには、土層検査棒3セットで先行調査し、そのうちの1セットに計測キットを取り付け強度計測するのが良いです。 |
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製品標準価格(消費税・送料別) 太田ジオからご購入いただいたユーザーの皆さまには、解析用データシートや技術情報を「太田ジオ土検棒ユーザー会員ページ」でご案内します。販売するのは商品だけではありません。ノウハウも提供します。 ■セット価格
※当社から出荷するロッドセットは、タップとダイスを用いてネジを再調整した後にお送りしています。ネジの不具合が無いようにしてありますので、到着後すぐにお使いいただけます(土検棒ユーザーページへのバスワードはレンタルではご提供いたしません)。 ■消耗品価格
■レンタル料(税別)
※レンタルの場合にも、解析用ワークシートや、マニュアルなどの電子資料をCD-ROMでご提供します。 ※予告なく価格を改定する場合がございます。 内容品 【土層検査棒ロッドセット】ロッド500mm×9本、ロッド450mm×1本、貫入コーン×2個、ハンドル×1個、スパナ2×個、ロッド持ち運び袋×1枚 【計測キットセット】トルクレンチ×1台、テンションゲージ×1台、スパナヘッド×1個、取り付け高ナット×1個、羽根付き貫入コーン×1個 ※盛土造成地でのご利用の場合(5m以上の深度)や、表土厚を先行して多点で計測し、その代表点で強度計測するなどの用途の場合には、割安セットがお得です。 ※人力で押しこむため、硬質地盤や深度が深い箇所の強度計測を行う場合には、別の手段(簡易貫入試験、スウェーデン式サウンディング、オーガー等)で穴をあけることが必要となります。 |
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公表されている技術資料 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
土木技術資料 45-1(2003) 土層深と土層強度の簡易測定技術による斜面崩壊危険個所の抽出 (土木研究所 地質チーム 佐々木靖人) |
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土木研究所資料 第4176号 土層強度検査棒による斜面の土層調査マニュアル(案)(平成22年7月)材料地盤研究グループ 地質チーム |
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※土層強度検査棒の製作・販売は、独立行政法人土木研究所との間に「特許を受ける権利実施許諾契約」を締結し行っております。 |